子供の足の異変
代表的な足のトラブル
外反母趾
外反母趾が悪化すると親指の 付け根が外側に飛び出し、激しい痛みがでます。ヘルニアや顎関節症、頭痛、腰痛、膝の痛みなど様々な症状がおこることもあります。
浮き指
まっすぐ走れない、すぐに転倒するなど、運動動作に関わる様々な問題を引き起こします。
姿勢の悪化などに影響する場合もあります。
扁平足
土踏まずのアーチ部分が正しく形成されないため、バランスがとりにくく転倒しやくすなります。
また、痛みや疲れが多く出る場合もあります。
運動能力を低下させる浮き指の実態
浮き指とは足指が地面に設置せず、母子球とかかとの2点設置で歩いている状態をいいます。
最近はこの裸足で歩き機会が少なくなったため、この「浮き指」の子供が全体の7割以上と増加の一途をたどっています。
大きくは足指の筋力低下が原因となりますが、裸足での生活や運動靴の発達など、足指に体重を乗せることが少なくなった生活環境に起因します。
現代文明の発展ともに、増加しているのもうなづけますね。
足指にうまく体重を乗せられないので、バランスをとるために重心をかける足を左右に変えて歩くことで、上半身がフラフラしてるように見えます。
膝を曲げて猫背で歩くその姿がまるでゴリラのようだ言われることも。
ただし、この「浮き指」は子供だけではなくハイヒールやミュールなどを長時間履く大人の女性にも多発してます。
この「浮き指」は不安定な歩き方ゆえに、ふくらはぎや太ももなどの下半身の筋肉を不自然な形で発達させてしまいます。
そのことで、膝や股関節に無理がかかり、O脚や膝痛、腰痛など様々な障害を発生させ、それらが悪化することで肩こりや頭痛、自律神経のトラブルを発生させることもある非常に恐ろしい状態です。
浮き指の改善方法
「浮き指」は足指の筋力低下が原因で引き起こされますので、足指のエクササイズが有効です。
オススメは「足指じゃんけん」です。
そのネーミング通り、足指を使ってじゃんけんをします。単純なようですが以外と普段は個別で使うことのない足指のパーなどは難しく感じるかもしれませんが、反復することで慣れてきますので、ぜひ親子でやってみてください。
まとめ
現代社会で便利で衛生的で当たり前になっていることが、逆に人間の体にとってマイナス面もあることは多々あります。
この浮き指に代表される足の疾患もその一つです。
人間が立って行動するためには自らの足で自らの体を支え、動かさなければなりません。
その土台部分となる足部は運動だけではなく健康的な生活を送る上で非常に重要な要素となります。
子供はそこまで深く考えることは難しいと思いますので、ぜひ保護者の方が正しい知識をもって、大事なお子様の成長を見守っていただければと思います。
ONE&ONLYはそんな皆様に、少しでも向上のヒントとなることをご提供し続けたいと思います。