自分自身も経験したことがありますがぎっくり腰の痛みは、経験された方でないとわからないほどつらいものです。何の前ぶれもなく突然起こることから、ヨーロッパではぎっくり腰を「魔女の一撃」と言ったりします。
ぎっく腰は疲労が蓄積する日常生活の中で起こります。
デスクワークの人に見られる前かがみの姿勢、腹筋と背筋のバランスが悪い人、猫背や反った姿勢では、腰に負担がかかります。
日常生活で何気なくとる姿勢が、知らず知らずのうちに腰へ負担をかけてしまいます。
また、ぎっくり腰は、重たいものを持ち上げたときに起こりやすいといわれますが、実際はくしゃみをしたとき、ベッドや布団からからだを起こそうとしたとき、顔を洗うとき、靴下を履こうとかがんだとき、野球やゴルフのスイングをしたときなど沢山のケースがあります。日常生活の何げない動作で、誰にでも起こる可能性があります。
ぎっくり腰は急性の一時的な腰痛と思われていますが、適切な手当てをせず長引かせてしまうと慢性の腰痛につながり、しっかりケアをしないと再発しやすいケースが少なくありません。
慢性的な腰の疲労は、骨格の歪みの原因となることもあります。
骨格が歪む事で筋肉の左右バランスが崩れてきます。引っ張られたりねじれたり血行が悪くなり、ますます疲労してしまいます。
こうして疲労の蓄積に筋肉が耐え切れなくなった時、不意な姿勢をとったり体重をかけた瞬間に、痙攣を起こしたり損傷したりしてぎっくり腰となります。
腰周囲のハリが気になる方は、日頃からからだのケア、ストレッチにより筋肉を柔軟にしておく事で急な負担によるぎっくり腰を防ぎます。
予約状況についてはお問い合せください。(最終受付:19時20分)